広島県廿日市市の税理士です。税務調査、法人税、消費税、相続税、相続対策・事業承継、節税対策、保険の活用

高度障害保険

 「高度障害保険」という制度


〝生命保険商品の「裏技」?というチラシ〟


☑ 生命保険商品の「裏ワザ」気づかないあなたは損していますよ!
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  • K君 : このチラシは何ですか?
  • J爺 : いかにも怪しかろうが。
  • K君 : 怪しいですね。

  • J爺 : 怪しいんじゃが、好奇心もあって、調べてみたんじゃ。
  • K君 : インチキでしたか?
  • J爺 : ところが、インチキということではないんじゃ。
  • K君 : へ~、そうなんですか。

 高度障害保険という制度

  • J爺 : 保険制度の話じゃが、死んだときだけに保険金を受け取れるんじゃあなく、死んどらんでも死亡保険金と同額の保険金を受け取ることができることもあるんじゃ。これを「高度障害保険」というんじゃ。
  • K君 : 「高度障害保険」ですか、気にしたことがありませんね。どのような場合にもらえるんですか。

 高度障害状態とは

  • J爺 : 「病気やケガで、両眼の視力や言語機能を永久に失ったとき」などに請求に基づいて支払うことになっとる。
  • K君 : 大変な状況になったときに、受け取れるということですね。

  • J爺 : 高度障害保険金の受取対象となる高度障害状態とは次のような場合じゃ。

  •  両眼の視力を全く永久に失ったもの
  •  言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの
  •  中枢神経系・精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
  •  両上肢とも手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
  •  両下肢とも足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
  •  1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったか、またはその用を全く永久に失ったもの
  •  1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの


 高度障害保険を受け取っても税金は非課税

  • J爺 : ここからがポイントなんじゃが、この高度障害保険金はいくらもらっても、治療のための保険金として支払われるものなので、例え何千万円もらっても非課税になるんじゃ。
  • K君 : 知りませんでした。どうして税金がかからないのですか。
  • J爺 : 治療を目的とした保険なので、課税しない(非課税)ことにしてあるんじゃ。

  • J爺 : そこで、冒頭のチラシじゃが、「高度障害保険金の受取人を配偶者や子にしておくことで、相続税対策にもなる。」と説明しておる。

 相続税対策になる理由

  • K君 : どうして相続税対策になるのですか。
  • J爺 : 例えば、奥さんが高度障害保険金を受け取って間もなくご主人が亡くなったとしようかの。
  • K君 : 治療のかいなく亡くなったということですか。残念ですね。

  • J爺 : このケースの場合、受け取った保険金の大部分が奥さんの手元に残るが、これは奥さんの財産であって、亡くなったご主人(被相続人)の財産ではない。
  • K君 : なるほど。
  • J爺 : ご主人(被相続人)の財産ではないのだから、相続財産にはならないということじゃ。
  • K君 : あ! そういうことですか。

  • J爺 : 整理すると、次のようになる。

① 配偶者が「高度障害保険金」を受取っても、所得税は非課税になる。
② 配偶者が「高度障害保険金」を受取ったときに、その財産は奥さんのものになるので、治療でその保険金を使いきらずにご主人が亡くなった場合でも、ご主人の相続財産にはならないため、相続税も課税されない

  • K君 : 手品みたいですね。

 裏技にはリスクもある

  • J爺 : 死亡保険金の受取人と高度障害保険の受取人が異なっても良いとされている保険会社は、2社しかないらしい。
  • K君 : 保険会社によって違っているのですね。

  • J爺 : 何故、全ての保険会社がこの制度を取り入れていないのかは定かではない。
  • K君 : この節税方式を知らないのでしょうか。

  • J爺 : 知らないことはないと思うが、リスクを考えているのかもしれん。
  • K君 : リスクですか。
  • J爺 : 税金を逃れる目的であると認定された場合や、制度的に問題があると判断された場合は、課税になる可能性もある。「今は、たぶん大丈夫だろう。」という意見が多いが、それに対して異議を唱える人もおる。

  • K君 : 高度障害保険金の受取人を家族にすること自体は問題はないが、税金の面では今後どうなるかわからないということですね。

  • J爺 : 受取人を家族にしたために、保険金を受取ったまま逃げられてしまえば、一貫の終わりかのう。
  • K君 : ブラックジョークとは言えないというのが今の時代でしょうか。

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